寝室の掃除とカビ対策について

寝室では、2,3日掃除をせずに放っておくと大量の埃が積もってしまいます。
私の家ではベッドを使っていますので、ベッドの下はルンバで毎日ゴミを取るようにして、それ以外の部分は週に1度くらい掃除をするようにしています。
埃やカビに関するちょっとした知識があるとより効果的かつ効率的に掃除をすることができます。こまめに掃除された部屋はとても気持ちの良いものです。
掃除のタイミングやカビ対策について以下にまとめました。

寝室の掃除は布団を片付けてから1~2時間後に行うと効果的

寝室では少し油断すると大量の埃が溜まります。毎日の掃除は必須ですし埃(ハウスダスト)対策にもなります。ちなみに、ハウスダストというのは、植物、花粉、微生物、胞子、土、繊維、皮膚、毛の破片などの集合体のこととされています。

ベッドを使用している場合

ベッドを使う場合は、ベッドやベッドの下にたまった埃の掃除が必要になります。
特にベッドの下には埃が溜まりやすくなるので、毎日掃除をすることが望ましいといえます。ロボット掃除機を使うと便利です。埃は舞い上がって落ち着くのに1~2時間かかるので、朝起床して2,3時間後に掃除をするようにタイマーをセットしておくと便利です。
その他、週に1回程度はベッドにたまったほこりを除いてやると良いです。ベッドにたまったほこりを放置しておくと、梅雨の時期などは特にカビの原因にもなりやすいので、忘れずに掃除をしてやる必要があるといえます。

布団の上げ下ろしをする場合

布団を片付けたあとは、埃が浮遊している状態になるので、すぐに掃除をしても、浮遊している埃が掃除をした後に落下するため、掃除の効果が半減します。埃の大きさによって落下にかかる時間は異なりますが、1~2時間程度で大半のハウスダストが落下するので、1~2時間後からが掃除をするタイミングになります。そこまで待てないという場合には、埃の種類(大きさ)ごとに落下にかかる時間などを調べて自分なりにベストなタイミングを見つけると良いです。当たり前のことですが、掃除はなるべく埃を舞い上げないように行ったほうが良いです。

その他、気を付ける点としては、布団を片付けるときに、寝室の扉が開いていると埃が他の場所にも広がるのでそのあたりも気を付けたいところです。

寝室以外の部屋、例えばリビングや廊下などですが、寝ている間や外出している間に埃が落ちるので起床後すぐ或いは帰宅直後が効果的といわれています。

一人暮らしだと仕事から帰宅後掃除をすると良いと思いますし、家族がいる場合だと、それぞれの生活習慣に合わせて掃除の時間を決めると良いのではないかと思います。

寝室のカビ対策は換気、除湿、掃除

カビが繁殖しやすい環境は、湿度が高く気温が25~28℃くらいの環境だといわれています。空気中には一定数のカビは存在するのですが、カビの繁殖を抑えるポイントは、換気・除湿・掃除になります。

カビは温度管理での対応は困難です。カビが育成しずらい環境は人にとっても厳しい環境(0度以下、40度以上だと一般的なカビは育成しずらい)になるので、温度管理での対応は難しいということになります。

布団を畳に敷く場合の具体的な対策

布団の上げ下ろしを毎日しつつ、部屋の掃除をして定期的に布団を干したり乾燥させる。特に綿の敷布団を使っている場合は毎日干すなどして乾燥させてやる必要があります。羽ウールの敷布団や羽毛布団は取扱説明書のとおりに干してやれば良いと思いますが、大抵は週に1回程度干してください的なことが書かれていると思います。

よく知られていることですが、フローリングに布団を直接敷くとカビがとても生えやすくなります。環境によっては数日でカビが生えてしまう可能性もあります。
畳の場合でも、フローリングほどではありませんが、例えば中途半端に髪を乾かした状態で寝てしまったり、汗をかきやすい体質だったり、寝具の素材が吸湿性や放湿性に欠けていたりと条件によってはカビが生えやすくなります。なので布団を敷きっぱなしにすることは避ける必要があります。半分に折りたたむといった場合でも毎日同じようにたたむとそこにカビが生える場合がありますので、場所を変えてやる必要があります。

ベッドを使用する場合の具体的な対策

寝室の掃除や換気をこまめに行うことがまず必要ですが、ベッドやマットは動かせないのでベッドも含めた寝具の構成を考えるときになるべく通気性が優れたものを選ぶようにする必要があます。あとは寝具を清潔で乾燥した状態にしてやれば良いということになります。

髪が濡れた状態で寝ないようするなど細かなことですが気を付けたいところです。加えて、定期的にベッドパットを洗濯する、寝汗をかいた際には布団を干すなどして、寝具の状態をなるべく清潔で乾燥させた状態にしてやることがカビ対策になります。
ベッドリネンですが、例えば羽毛布団なんかはカバーを使わないほうが性能的には良くなるといわれていますが、カビ対策といういみではカバーを付けてきちんと洗濯してしっかり乾燥させたシーツを使ったほうが良いです。もちろん羽毛布団自体の耐久性を向上させるといった意味合いもベッドリネンにはあるのですが。

カビはちょっとした気の緩みが原因で発生することが多い気がします。
まあ、仕方ないといった場合もありますがなるべく気を付けて、快適に暮らしたいと思っています。