鍛金工房 WESTSIDE33 銅製段付き鍋 21cm

鍛金工房 WESTSIDE33 銅製段付き鍋。内側は錫が引いてあり直径は21cm、段までの高さは約10cmです。厚みは1.2mm。手打ちのため槌目や鍋の形状が美しく魅力的です。

洋風の料理の場合はルクルーゼやフィスラーの鍋を使うことが多いのですが、和食の場合はこの鍋と行平鍋を主に使っていて料理によって使い分けをしています。

行平鍋との使い分けですが、筑前煮や肉じゃがしっぽくうどんなど行平鍋ではちょっと容量が不足するような場面や寄せ鍋やうどんなど出汁をたくさん用意する場合にはこの段付き鍋を使うようにしています。蓋つきなので火が通りやすいですし、段付き鍋ということで煮こぼれにくいので使い勝手は大変良いです。

また、西洋の鍋との比較になりますが、底の形がやや丸く対流が発生しやすい構造になっています。ですので、やや煮崩れしやすいものの均一に火が通ります。また、鍋の厚みが1.2mmと薄いこともあり火の通りもフィスラーやストウブなどの鍋と比較すると短時間で煮えますし、何より味がまろやかで優しい味わいになります

また、対流の影響なのかもしれませんが、この鍋を使っていて焦げ付いたことがありません。和食を作る鍋としての完成度がとても高く、よくできてるなぁと使い始めたころはとてもありがたく感じました。

あまり家庭では使われていないと思われる銅製段付き鍋ですが和食好きの場合、検討に値するのではないかと思います。価格も高価な鋳鉄ホーロー鍋や底の分厚いステンレスやアルミなどの積層材を使った鍋と同程度。銅鍋だからといってそんなに高額なわけでもなく、和食を作るといった観点でみるとこうした段付き鍋の方が向いているように思います。

また、段付き鍋は蒸篭などを乗せて使うことができるます。
この鍋にあった円形の蒸籠を購入しようと思いつつ3,4年くらい過ぎてしまっているのですがいずれ購入したいなと思っています。

アルミの段付き鍋と比べると断然高価だし、銅製品ということで取り扱いはステンレスやアルミの鍋と比較すると面倒だったりするんですが、それでも昔ながらの銅鍋で作った料理の味わいを知るとこの鍋を選んでよかったなと思います。

銅鍋のメンテナンス

銅鍋のメンテナンスですが、銅は湿気に弱いので長期間放置しておくと緑青がでることがあります。また、使っているうちに汚れや酸化皮膜ができたりして色がくすんできますが酸化被膜は緑青を防ぐ働きがあります。

料理店で飾っているようにピカピカにしたい場合は、塩と酢、もしくはレモン汁で磨くと良いです。

行平鍋は頻繁に使用する鍋なので、ほったらかしたままみたいなこともないでしょうし、そんなにメンテナンスで気を遣うといったことはありませんが、万一、緑青の出てしまった場合は、クレンザーをつけてこすれば落とすことができます。

鍛金工房 WESTSIDE33 銅製段付き鍋 21cm
鍛金工房 WESTSIDE33 銅製段付き鍋 21cm
2014年に購入

鍛金工房 WESTSIDE33 銅製段付き鍋の仕様と価格

購入年 2014年
購入価格 30,800円(税込み)
素材 銅製、内側は錫引き
サイズ 直径21cm(段までの高さ約10cm)
厚み 1.2mm
現行品の価格33,000円(税込み)※2018年10月時点の価格

参考