DELTA(デルタ)ビンテージコレクションのボールペン

DELTAのビンテージコレクションのボールペンを購入しました。
DELTAはイタリアの万年筆メーカーですが2018年2月に廃業してしまいました。

1981年創業で歴史は浅いもののナポリで開かれた主要国首脳会議で調印用公式筆記具に採用されたこともありそれなりのメーカーだと思っていたのですが残念。

DELTAのボールペンは、筆記具にそんなに興味がなかった十数年前、学生時代に通っていたセレクトショップの店員が使っていて、きれいなペンだなぁと思ったのが知ったきっかけでした。

軸が美しいけれど、持った感じが少し重いボールペンというのがこのデルタのペンの第一印象。

レジンなどの樹脂系のペン軸

レジンなどの樹脂系のペン軸といえば、デルタ以外のイタリアのメーカーだとアウロラやモンテグラッパそれにビスコンティ、ドイツだとペリカンなどがよく雑誌の万年筆やボールペンなどでは掲載されています。

DELTA ビンテージコレクションの赤軸

今回購入したのはビンテージコレクションの赤軸のボールペン。

DELTA(デルタ)VINTAGE COLLECTIONのボールペン
DELTA(デルタ)VINTAGE COLLECTIONのボールペン 赤軸

廃業したためか近所の書店で在庫処分品として売られていたのでついつい購入してしまいました。

定価で売っていたときから少し気になってはいたんだけれど、ネットショップの方が安価に売られているしなあと思って購入することはなかったのですが流石に半額の8,000円+税だし、廃業したしもうしばらくすると手に入れることができなくなると思い購入してしまいました。

デルタの万年筆で他に有名なものとしてオレンジの軸のドルチェビータがあります。
デルタといえばこの万年筆なのですが、万年筆はペリカンのスーベレーン800 バーントオレンジを使っているので購入することはありませんでした。

ボールペンの高価なものと安価なものの違いは軸の美しさくらいということもあり、高価なものを購入することいつも躊躇ってしまうのですがラッキーでした。購入した後でネットで調べると在庫処分で安くなっているボールペンがかなりでてきて現実に戻った感はありますが。

ボールペンですが、他には手帳用の小さなものでカランダッシュエクリドール シェブロン ローズゴールドを使っています。
ちなみにこのカランダッシュのボールペンには、ゴリアット(GOLIATH)と呼ばれる油性の芯が入っています。ゴリアット芯は書き味が良く長持ちするのが特徴。

ボールペンの芯

近年は三菱鉛筆のジェットストリームに代表される低粘度油性ボールペンが人気。裏抜けしやすいのとすぐにインクがなくなり長持ちはしないのが欠点なのですが、滑らかな書き味で人気がでるのがよくわかります。低粘度油性ボールペンは各社が販売していて、パイロットならアクロボール、ペンテルならビキューナ、デュポンのイージーフローがそれにあたります。

芯の規格はいろいろありますが、汎用性の高い芯というと、パーカータイプか4Cと呼ばれる芯です。4Cタイプは多色ボールペンに使われているタイプ。パーカータイプは比較的高価なボールペンに多いタイプです。

パーカータイプのボールペン芯

比較的高価なボールペンの話になりますが、いくつかのメーカーはパーカータイプと呼ばれる芯が使われて、それぞれの純正の芯が昔ながらの芯の場合、自己責任にはなりますがこのイージーフローが使えたりします。

なので、低粘度タイプが良い場合はこのイージーフローを買えば良いということになっていました。最近では三菱鉛筆からパーカー芯タイプのジェットストリームが発売されたりしていますので選択の幅は更に広がったといえます。

ちなみに私の購入したDELTAのVINTAGE COLLECTIONのボールペンは、このパーカータイプのボールペンになりますし、有名なところだとモンブランやクロス、カランダッシュなどはパーカータイプではなく独自の規格の芯が使われています。

なのでモンブランならモンブランの替芯しか使えないってことになります。

どうしても違うタイプの芯が使いたい場合には、互換性のあるコンバーターが売られています。メーカーの保証は勿論ありません。作りも価格に見合っているかどうか微妙な気がしていて購入には至っていません。

4Cタイプのボールペンの芯

4Cタイプの芯も互換性の高い芯ということで良く雑誌で取り上げられています。
ラミーのLAMY2000の4色ボールペンに使われているタイプの芯になります。

互換性の高い芯ということで、三菱鉛筆のジェットストリーム、パイロットのアクロボール、ペンテルのビクーニャになります。ただ、価格は異なっていたりします。

三菱鉛筆は200円+税
パイロットは100円+税
ペンテルは150円+税

4Cタイプの低粘度タイプの芯ですが長持ちはしないので予備の芯をいくつかいつも用意していたほうが良いと思います。

低粘度タイプのインクの裏抜けについて

低粘度タイプのインクですが、ものによっては裏抜けがひどいといわれています。何年も保存するといった場合は普通のタイプの芯であったり、低粘度の芯のなかでもましなタイプを探すことが必要になります。

国内メーカーのパーカータイプのリフュル

低粘度タイプの国内メーカーのリフュルでISO12757-2,G2に準拠のパーカータイプと呼ばれるリフュルには上述したとおり三菱鉛筆のリフュルがあります。

超・低摩擦ジェットストリームインク
0.38mm,0.5mm,0.7mmタイプの三種類、色は黒になります。
SXR-600-38本体価格\600 + 消費税
SXR-600-05本体価格\600 + 消費税
SXR-600-07本体価格\600 + 消費税

油性ボールペン 替芯(三菱鉛筆)

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