中村銅器製作所の行平鍋 21cm

やや大きめの21㎝の行平鍋。中村銅器製作所のものを使っています。
中村銅器製作所は東京都足立区にあるお店です。

15cmと18cmの行平鍋は、先日紹介した鍛金工房 WESTSIDE33の行平鍋を使っていて主な違いは厚みと打ち方です。

厚みは中村銅器製作所が1.5mmなのに対して鍛金工房 WESTSIDE33は1.2mm。
凹凸の付け方ですが、中村銅器製作所は機械打ちですが、鍛金工房 WESTSIDE33は手打ちです。

鍛金工房 WESTSIDE33でも特注すれば大きめの行平鍋を手に入れることができると思いますが通常のラインナップに21㎝がないことや厚みのある行平鍋が1つ欲しかったこともあり中村銅器製作所の行平鍋を購入しました。

径が21cmとやや大きく厚みが1.5mmあることもあって、この行平鍋は流石に重く取り回しも小さい径の行平鍋と比べると少し悪かったりしますが、どっしりとして安定感があります。やや大きめなので煮物でも炒め物でも割と何にでも使える万能鍋です。汁物は18cmの行平鍋で作りますが、おかずは子供がいる場合、21cmくらいあったほうが使い勝手が良いと思います。
また、西洋の分厚い鍋ほどは厚みがないので、そうしたものよりは使い勝手は断然良いです。

中村銅器製作所の銅の行平鍋ですが、錫メッキではなく錫を焼き付けています。なのでメッキと比べて錫がはげにくいといったメリットがあります。
また、銅鍋の特徴である熱伝導の良さ(鍋全体に均一に熱が伝わりやすく加熱ムラが生じにくい)に加えて、厚みがあるので銅版に蓄熱された熱をうまく活かして調理することも可能です。
また機械打ちなので手打ちの行平鍋と比較すると厚みがある割に価格はやや抑えられています。2015年に購入したのですが購入額は11,500円くらいでした。

機械打ちでよく言われるのは底と側面間の曲面の部分の加工。機械打ちの場合は凹凸が付けられていません。
ただほとんどの部分はしっかりと凹凸がつけられており、強度を増す、表面積が増えるといった一般的なメリット自体はそんなに変わらないように思いますが、見た目の美しさにこだわるのであれば手打ちのほうが良いと思います。

鍛金工房 WESTSIDE33の銅の行平鍋については、「鍛金工房 WESTSIDE33の行平鍋 銅製15cm,18cm」をご覧ください。

参考