災害対策用品 地震の揺れ、電気、ガス、水道などが使えなくなった場合に備えて


災害に備えてどんな準備をすべきなのか。
非常食 災害発生後コンビニかスーパーに行って水と食料を買いだめしないために」では、非常食・保存食について何をどのくらい準備しているか紹介しました。

災害対策用品

今回は非常食・保存食以外の対策。地震の揺れ対策や必要となるグッズの紹介なんかをしたいと思います。

地震の揺れに備えるために家具の配置を考えた上で固定するなどの対策を実施

地震が発生することを想定した場合、どういった災害対策用品を揃えどんな準備をしていればよいのでしょうか。
例えば震度6強の地震が発生した場合、固定していない家具の大半が移動し倒れたりドアが開かなくなったりしますので、地震の揺れによる被害の軽減のため、事前の準備、対策が必要になります。

何もやってないならすぐにやったほうがいい揺れ対策

・家具の固定(L字金具※、突っ張り棒、転倒防止用シート、開き扉用※のストッパーなどで固定する。)
・家具の上に不用意に物を積まない。
・万一家具が倒れても屋外に出られるように家の中の動線が確保されているか確認する。

※耐震グッズとして売られているL字金具ものもありますが、L字金具はホームセンターの金具コーナーにもしっかりとしたものがあります。安価なものを購入すれば良いと思います。
※食器棚の扉が開き、食器が落下してするとガラスや陶磁器割れてしまい危険なためストッパなどを使用する必要があります。勿論、地震のあとの片付けも楽になります。

家具を固定していても家具の上に置いている物が落ちてきてぶつかったら怪我をします。私も家具の上に不用意に物を置かないように気を付けていますが、ついつい置く場所がないと置いてしまいがちですよね。

電気、ガス、水道などが使えなくなった場合の生活に備えて

次に、大規模な地震が発生した場合には、生活インフラが一時的に使用できなくなる可能性があるため、復旧までの期間を想定した上で、電気、ガス、水道などが使えないといった状況に備えておく必要があります。
停電すると家中の電気製品が使用できません。電気、ガス、水道が使えない場合でも1週間程度生活ができるように備えておくと災害時に慌てたり、嫌な思いをする可能性が少なくなります。

このあたりのことは、自治体が作成する被害想定を参考にしながらどのくらいの期間、生活インフラが使えなくなる可能性があるのか調べた上で対策すると良いと思います。
被害想定は頻度の高いケースと最大クラスに場合分け想定が作られていたりするのでそのあたりも参考になります。

私の住んでいる土地は地震も含めてそれほど大きな災害が発生するリスクはないのですが、それでもよく言われているような大地震が発生し、しかも最大クラスだった場合には数日間停電、断水等になるリスクがある場所です。

そのため、1週間くらいは何とか自力で生活できるだけの準備をしたいと思っています。
どんなものを準備すれば良いかこの記事の下部にあるリンク先などいろんなところに記載があるので、それらを読めば簡単に対策は可能です。

災害時のことを想像すると憂鬱になります。1週間お風呂に入れなかったり、トイレの水が流れなくなったり、まともなものが食べられなかったり、夜は真っ暗だったり、家の中が結構めちゃくちゃになっていたり・・・。少しの手間で不快な気持ちになることが少しでも減るのであればという気持ちである程度の準備をすることにしました。

我が家の災害対策用品

参考までに記載しています。4人家族(大人2人、子供2人)分です。

食事

非常食・保存食を調理します。

カセットコンロ、ボンベ

季節(気温)により必要量がかわります。
イワタニのウェブサイトでは大人2人、冬の場合で9.1本必要と試算しています。
大人2人、子供2人で15本準備しています。


ご飯の炊き方なんかも検討しておくと良いです。
STAUBなんかの鍋でもご飯は炊けます。炊き方を事前に調べておくと慌てなくてもよくなります。ちなみに径が22cmなら3~4合炊けます。※ピコ・ココット・ラウンド22cmで2合分炊いてみました。径がもう少し小さいほうが良いのですがそれでも十分美味しく炊けました。
(炊き方:研ぐ→水につける(数十分)1合あたり水を180cc→中火にかける→沸騰したら10分加熱→火をとめて10分蒸らす。災害時に水を節約する場合は研ぐは省略。)

食器(紙皿、紙コップ、割箸、スプーン、フォーク)

入浴

代替できるものがないので、ドライシャンプー(洗い流さなくてもいいシャンプーのこと)ウェットティッシュで凌ぐことになります。

トイレ

携帯トイレや簡易トイレを準備する。
4人家族の場合
4人×5日×7日=140回分
ゴミ袋、
アルコール消毒液
ウェットティッシュ
ハンドソープ、
消臭剤
生理用品
などが必要です。

口腔ケア

できるだけ歯みがきを行い、歯みがきができない場合でも、少量の水でできるうがいを行うようにする。食べる時間を決めるなどして、頻回な飲食を避けるとよいそうです。

その他

  • ポリタンク
  • ライター
  • カッター、はさみ
  • ペンチ、ニッパー、ドライバー、金づち等の工具類、ガムテープ、養生テープ
  • 電池
  • 常備薬

※きちんと整理しておくといざというときにすぐに取り出せます。

最悪のケースに備えておく

最後に一番最悪のケースになりますが、自宅に住むことができなくなった場合の対策です。ハザードマップや自宅付近の地形を考慮すると洪水、がけ崩れ、液状化なんかのリスクがない土地に住んでいるんですが、地震で家が全壊した場合はどうしようもないですから・・・。その場合は死んでしまう可能や大けがをする可能性もあるのですが、自宅が住めなくなった状態で怪我などをしなかったケースの想定になります。

車や玄関付近に置いている小さな旅行鞄に以下のものを入れています。
外出するときは、よく言われていることですがブレーカーは落とすようにしましょう。

  • ヘルメット
  • ホイッスル
  • スニーカー
  • 飲料・食料(2.5日分)
  • 食器類
  • 着替え(冬用、夏用)
  • タオル
  • 医薬品
  • 歯ブラシ
  • 生理用品
  • トイレットペーパー
  • ビニール袋
  • ウエットタオル
  • 使い捨てカイロ
  • マスク
  • 雨具
  • 懐中電灯
  • 電池
  • ライター
  • レジャーシート
  • ガムテープ
  • 軍手
  • カッター
  • ラジオ
  • 筆記用具
  • 蝋燭、マッチ(余震の心配がある場合は極力使わない。)


自家用車に着替え、スニーカー、懐中電灯、食料、カバン(リュック)、非常食(羊羹などのかさばらないもの)を入れておくと外出先(例えば職場)から車で帰宅できなくなったときに役立ちます。

特集 災害の備え、何をしていますか(内閣府ウェブサイト)
を参考に準備しましたが、実際に避難所で生活するシーンを想像して不用だと思うものは除いています。