非常食を使った献立~カップ麺をなるべく避けた献立を考えてみる~

非常食を使った献立

非常食を購入するとそのことに満足してしまいがちです。
極端な例ですが、カップラーメンが1ケースあれば1週間生活できます。
私の周りでも、カップラーメンを買ってるから大丈夫という人が多く、栄養のバランスまで考えているって話は聞いたことありません。

非常時に栄養のバランスなんか考えていられないという意見もわからなくはありません。
ただ、平時に準備をするんだったら、なるべく栄養のバランスを考えて非常食を準備したほうがいいのではと思っています。

カップラーメンは炭水化物と脂質、それに塩分が多いことは誰もが知っていることではないでしょうか。
タンパク質は、魚や肉の缶詰、チーズが中心になるのではないかと思います。最近は缶詰タイプではなくパック入りのタイプも売られています。パック入りの方がまとめてビニール袋か何かに入れてしばっておけば臭いの問題が出にくいです。

野菜、ビタミン、ミネラルは野菜ジュースなどの飲料からからなぁと考えています。

入手できるものが限られている場合は仕方ありませんが、あらかじめ用意している場合はどんな順番で食べるのか、どうやって調理するのか、後片付けはどうするのかといったことまで考えておくといざというときに無駄に悩まずにすみます。

水の節約

断水すると水が途端に貴重なものになります。
お金を払えばいくらでも使えた水も水道が断水するとお金で簡単に解決できるものではなくなります。

食器

レトルト食品の場合はそのまま食べる。

調理した場合は紙皿を使う又は食器にサランラップ巻いて食べる。
紙皿はそのまま捨てることができますし、サランラップも同じです。
ちなみに、サランラップの耐熱温度は140℃です。

鍋はなるべく焦げ付かない鍋を使う。その上で、汚れをできる限り落としてから少量の水で洗う。
お箸は割箸を使う。

非常食を使った献立

1日目
冷蔵庫に残っているもの

2日目
カロリーメイト、野菜ジュース、羊羹、チーズ
炊き込みごはん、味噌汁、乾パン、ポカリスエット
おにぎり、缶詰、味噌汁、ウイダーinバー プロテイン、C1000

3日目
カロリーメイト、野菜ジュース、羊羹、チーズ
ご飯、味噌汁、高野豆腐、乾パン、ポカリスエット
おにぎり、缶詰、味噌汁、ウイダーinバー プロテイン、C1000

4日目
カロリーメイト、野菜ジュース、羊羹、チーズ
炊き込みご飯、味噌汁、高野豆腐、ポカリ
おにぎり、缶詰、味噌汁、ウイダーinバー プロテイン、C1000

5日目
カロリーメイト、野菜ジュース、羊羹、チーズ
おにぎり、缶詰、味噌汁、ウイダーinバー プロテイン、C1000
カレー、ポカリ、乾パン

※6,7日目は2,3日目と同じ。


断水、停電は5日~7日を想定しています。
カップラーメンのオンパレードよりはマシですが、同じものばかりになってしまいますね。基本、ご飯と味噌汁を昼に作って夜はそれをおにぎりにすることを考えています。
調理道具は基本昼のみ使用。昼の残りを夜に食べることを想定。

想定が甘いと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、私の住んでいる自治体の直下型地震や巨大地震の被害想定を元にしています。

非常食については「非常食 災害発生後コンビニかスーパーに行って水と食料を買いだめしないために」にまとめています。また、災害対策グッズは、「災害対策用品 地震の揺れ、電気、ガス、水道などが使えなくなった場合に備えて」にまとめていますので、ご覧ください。



食バランスガイド(農林水産省ウェブサイト)
緊急時に備えた家庭用食料品備蓄ガイド(農林水産省ウェブサイト)
被災地での健康を守るために(厚生労働省ウェブサイト)
避難所での水について(登山医学会ウェブサイト)